2020

2020年がやってきてしまった。私がこのブログに前回記事を投稿したのは2018年の9月だったので、実に1年以上も放置していたことになる。だからと言って別に待たせた人もいないのでそれはいい。開設したブログの投稿頻度を決めるのは開設者である私のはずなのでこれからも特に頻度は決めずに書くことにする。昔を思い出して突然文を書くたくなるのはたまにある、それは、同年代の青春時代にブログを書いていたブロガーたちにしか伝わらないだろう。

 

年も2020年にかわろうかという年の瀬に、久々にテレビをつけたらガキの使いやあらへんでの笑ってはいけないが映っていた。最近ネットで見たところによるとなんでも最近のこの企画は面白くないらしい。どうせ懐古厨の言っていることだと鵜呑みにはしていなかったが、試しに酒を片手に見てみることにした。

すると、これが面白い。別につまらなくないじゃないか。私の第一感想は普通に面白い(普通に、を肯定文に使っていいニュアンスを伝えるのは平成初期生まれからだそうだ)。ところが、ゲラゲラと笑いながら見ていると、違和感に気がついた。確かに、昔ほどは面白くないかもな、と。しかし笑えることには笑えるので最後まで今度は違和感を片手に見続けた。そして、なんとなく私はその違和感の正体が分かった気がする。誰に向けてのものでもないがここにその正体を認めておくことにする。

第一に、罰ゲームがそんなに痛くなさそうなのだ。昔やっていたお尻に吹き矢くらいはやって欲しい。ダイソーで売っていそうなヘナチョコに見える柔らか素材の棒でペシッ!とやるだけなのである。それではみているこっちがあまりに緊張感がないではないか。いや、こちらは笑ってもペナルティはないのだが、人の不幸は蜜の味とでも言うのか、まずあれがもっと痛そうでないと笑えない。出ているメンバーも歳が歳だし、あまりに痛そうにやると苦情が来るのかもしれない。年末なんだからもっとやってくれたっていいのに…。重ねて言うが、私は吹矢押しである。

そして、第二に、というか2つしかないのだが、大物芸能人の扱いがダメだ。もっと、こう、笑いに貪欲にきて欲しいのだが、SMAPなどの大物をどーんとだして、「はい、今ここ笑うとこですよ」みたいな空気が拭えない。当の5人も、「ぷぷ、あはは、そんなん笑うに決まってるやんかー」などと無理やり笑って若干罰ゲームを受けに行っている感がひしひしと伝わってくる。こんな企画、出演ゲストに気を使うようになったら終わりだ。使うならもっとぞんざいに扱って欲しいに、大物側ももっと恥を捨てて出演していただきたい。

 

そんな風に思い馳せながら、世間の良しとするものにケチをつけたり、最新の文化や若者に受けているものを批判したり理解を示さないでいると、老害、と呼ばれ忌み嫌われるが、とうとう私もそのくくりに片足を突っ込んでしまったのではないか、と思ってしまった。

たかだか、テレビ番組1つに対して長々と考察するのもつまらないし、そろそろやめることにする。